ギミック・パペット
全てはこの一言から始まった。
遊戯王ZEXAL視聴ワイ「ファンサービスだとかなんだかよくわかんない事言ってるけどヤベーやつだこいつ!この発想は嫌いじゃないぞ!いいぞもっとやれ!」
って感じで9期初めに復帰して、割とすぐに組みました。
まだネクロドールもヘブンズストリングスも地味に高かった……。
以下、デッキレシピ。
<デッキコンセプト>
特にこれと言ってないです、普通にギミックパペットが組みたかった。ただそれだけ。
●組んだものの…
9期初頭に組んだ時は「楽しいけれど、金かかる割に大したことねーなコレ……」っていう印象だった。
Ⅳのキャラクター性は好きだったので事あるごとに組み直しにチャレンジしてみては周りの強さについていけず、気付けばストレージの片隅に。
●ルール変更/オルフェゴール登場
ルール変更してからしばらく触ってなくて、結局組み直したのはSOUL FUSION発売後ちょっとしてから。
オルフェを出張させて組んでたものの、やっぱりこう納得しきれない部分があった。
トロイメア来て、クリマクスが来て、ディンギルスが来て、ちょっとずつ戦える様にはなったんだけれども、基本的にオルフェのカードパワーに頼りまくった構築であることに代わりはなかったので、相性はいいんだけどね……。
●キメラドール登場/DP新規追加
キメラドール来て終わりだろうなー、なんて思ってたら更に新規が。
正直パワーは控えめだけれども、やっとギミック・パペットをギミック・パペットとしてある程度戦えるレベルに出来る。
新規が出る度に色々シミュレーションして、実戦で回して辿り着いたのがこの形。
<所感>
キメラ、ビスク、ベビーがまじで優秀すぎる。
ギガンテスは時々役に立つ、1枚は入れてて損はしない。
あとパペットパレードが性能飛び抜けてるので、これが決まるか否かでデュエルの勝敗が決すると言っても過言ではない。
パペットパフォームは特に言う事はない
それぞれのカードの使用感を簡単にまとめると……
●キメラ・ドール
何年越しだろうか、やっと来たギミック・パペットをサーチするカード。
やっぱり初動としてはこいつをSSする事から始まる。
制約が重いものの、純構築であれば気にはならないのでガンガン使っていきたい。
ギア・チェンジャーを実質デッキからSSできるようなもんなので、ハンプティやベビーに召喚権を残しておけるのはグッド。
●ビスク・ドール
手札で腐るネクロドールを切れるのは大きい。
けれど、あんまり自身の効果でSSする事がなく、結局はパレードかキメラの効果でSSする事がほとんど。
2枚か3枚かで悩んだけれども、やっぱり手札のディスアドを回収しきれるだけの地力がギミックパペットにはないので、悩んだ結果2枚になった。
今後構築次第では増える可能性はあるかもしれない。
一応、暴走召喚にも対応しているのでキメラ出すかランク8出すかっていう択が取れるのはとても便利。
●テラー・ベビー
釣り上げからのリンク召喚やX召喚に繋げる、昨今じゃ当たり前の様な効果だけれども、これが今までなかったっていうのがもうなんとも。
やっぱりこういうアドが取れるカードの有無って大きいと思う。
そして低ステータス故に複製術にも対応してる。
チェーン不可効果にそこまで強さを感じてないんだけれど、多分実感以上には強いと思う。
相手からしたらそこが止めどころになるから囮として使うのには丁度いい効果ではある。
せめてスペルスピード2で効果が使えるXモンスターがいれば……。
●ギガンテス・ドール
基本的にはあまり使わない。
が、やっぱり破壊耐性持ちはギミック・パペットにとって厄介極まりないのでコイツで退かす場面も出てくる。
自身をリリースする事でリンク先も空けながらランク8へ繋げる事が出来る。
破壊耐性持ちが対象取れなかったり何等かの理由でコントロール奪えない時はこの効果からディンギルスに繋げるのも一手。
自分の場の半端なレベルのやつらもこれで全て8に出来るので、コントロール奪取以外でも役に立つ。
けれど、入れて1枚止まりかな。
●パペット・パレード
これはとんでもねぇ性能してる。
まさにピンチをチャンスに変えるカード。
イカレた性能してるけれどロマンがあって良い。
最大5体リクルート出来るのは地力がないギミック・パペットだから許されたようなもの。これが他のカテゴリーにあったらと思うとゾッとする。
展開手段に乏しかったギミック・パペットの問題点を解決しつつ、ZEXAL期のアニメテーマが抱える深刻なRUMサーチできない問題もたった1枚でクリアしたのは雑過ぎる気がしないでもない。
けれど、やっぱりランクアップしてナンボのデッキにとっては重要なファクター。
あるなしじゃ全然違うし、引っ張るのは種類問わないのでヌメロンとアージェントを状況によって使い分けていきたい。(基本的にはヌメロン優先)
◆総評
決してめっちゃ強い訳ではない、けれどもフリーで遊ぶ位には全然遊べるし楽しめるデッキになった。
前回のDPの列車みたいなド派手なカードはパレードだけなので、控え目な仕上がりにはなってる。
ギミック・パペットに限らず、どのデッキにも言える事だけれども、アドが稼げない分プレイがシビアにはなる。
なので、きっちり上手く使えるかどうかがプレイヤーの力量が試されるなと。
ディンギルス便りになるかな、と思いきや意外とそうでもなくコンスタントにギミック・パペットをX召喚する形に落ち着いてはくれたので結構満足。
割とこうギミック・パペット自体に変な愛着はあるので、今後もちまちま使っていくと思う。
以上、ギミック・パペットのデッキ紹介でした。